2月に父と義母が次々に他界し、先日ようやく49日の法要を終えました。
不慣れなお経を読んだり7日毎の供養、位牌やお墓、仏壇のこと・・などなど。
慌ただしい日々が家族を失った悲しみを和らげてくれるのでしょうか、ようやく日常に戻りつつあります。
この2か月は兄弟、親戚と顔を合わせて話し合う機会が多く、葬儀を通じて親族の心の距離が縮まったような気がします。
故人の生い立ちや、経歴、今まで知らなかったことも親族からコッソリ聞けたり新たな発見があったりしました。
お寺の住職のお話では、お経の意味は故人への『ありがとうとごめんなさい』だそうです。
手を合わせて考えることの全てがそこに集約されそうです。
残された人間ができることは『忘れずにいること』先立った人を思い起こすことでその人は心の中で生き続けるのでしょう。
藤本浩司