8月1日から週末模型親父さんのサイトで、ドイツⅣ号戦車G型キットの発売に際し「タミヤフェス」が開催されます。https://tank.boy.jp/cgi-bin/joyful229/joyful.cgi?
タミヤのAFVキット限定が参加条件でエントリーしたのがこれです。(イギリス軍駆逐戦車アキリーズ)
このキットに組み込むアフターパーツとして、写真下段右から
モデルカステン T51連結稼動キャタピラ
パッションモデル 「タミヤ、アキリーズ」エッチングパーツ
ボイジャーモデル 金属砲身を用意しました。
普段プラモデルの中身など見たことも無い方が多い(モデラー以外見ない、必要ないです)と思うので中身をご覧いただきます。
まずはアキリーズのキットの中身から
左から組立説明図に車輛各部のパーツで構成されたランナー類、右写真はアキリーズに関する説明文とクリアパーツ、ベルトキャタピラ2本に部隊デカールと牽引ロープ用のナイロン糸といった具合です
この車輛は砲塔部がオープントップになっているので、中の装備の分パーツが多くなっていますがタミヤのキットは大変作りやすく組立説明図も親切丁寧、おまけにパーツの精度はバツグンでピタリと合います。
転輪2個と上部転輪1個で構成されたボギーが3組、あと起動輪と誘導輪が各1個を左右2セット組立ます。
パーツ一つずつニッパで切り出し、ゲートはサンドペーパーで処理していきます。
写真はキット付属のベルトキャタです、両端を接着剤で引っ付ければ完成!といたって簡単なんですが悲しいかな全部繋がってしまっています。おまけに写真では分かりずらいですがキャタピラの左右につくエンドコネクターの出来が甘くなっています。(金型成型では仕方ない点です)
モデルカステンの連結稼動キャタビラです。
写真左で分かるようにキャタピラ1枚につき4つのパーツ、両サイドに連結用のエンドコネクター、そこに着くボルトが各1個で出来ていて片方80枚ぐらい作らないといけません。
左右合計160枚余り、モデルカステン製のキャタキットの中でも1番面倒で手間のかかるキャタで、
切出し成型はもちろん組立は接着剤を上手く使わないとちゃんと稼働しなくなります、でも出来上がりはキット付属のベルトキャタとは比べようがないほど精度が上がります。
ボイジャーの金属砲身です、砲身はアルミ、マズルブレーキは真鍮削り出しで非常にシャープな出来になっています。
比較のためにキットのパーツを切り出してみましたが、プラパーツ特有の砲身にあるパーティングラインと断面のゆがみ(真円になっていない)マズルブレーキの接着といった修正が要らなくなります。
非常に良く出来たタミヤキットですがプラでは再現出来ない物や成形上薄く出来ない付属物がどうしても有ります、それを補ってくれるのがパッションモデルのエッチングパーツです。
タミヤアキリーズ専用パーツになっていて、キットのディティールアップが可能です。
但し、パーツが大変小さいので切出し、加工(折り曲げ、曲げ加工)に非常に気を使います。
ピンセットで摘まんでうっかり床に落とそうものなら床にはいつくばって探すはめになります、精度が低いピンセットを使うとピーンと何処かに飛んで行ってしまいます。
金属性なので接着は瞬間接着剤を使いますが、何分にパーツが小さいので接着剤を付けすぎないように
尚且つ接着剤が乾くほんの少しの間にキットに接着しないといけません。
ここでは紹介しませんが当時の写真を参考に車輛に積載されたバック、木箱を手持ちのレジンパーツで予備転輪、予備キャタ等々も積み込みたいと思います。
以上キットとアフターパーツの紹介を簡単にまとめてみました。
組立に1ヶ月半、塗装と仕上げに1ヶ月ぐらい掛かって完成は10月かな。
と言ってましたがなんと8月22日にはここまで出来上がってしまいました。自分でもビックリするほど早いペースです、あまり見えませんが砲塔内部の塗装、ウエザリングも終わっています。車体の積載物はキット付属に手持ちのレジンパーツやジャンクヤードから見繕って載せてあります。
これから車体の油彩を使用したウエザリングを行い、足回りは主にパステルで汚し後から油彩で調子を付けていきます。一番最後は苦手なフィギュアの製作と塗装ですね。